梅雨入りし、蒸し暑くなってきました。
今回のテーマは、この時期に注意したい「食中毒」についてです。
💡食中毒の原因
食中毒の原因となるのは、主に「細菌」と「ウイルス」です。
- 「細菌」による食中毒(夏場6月~8月に多い)
温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることによって食中毒を引き起こします。細菌の多くは室温20℃以上から活発に増殖し始めます。
例:腸管出血性大腸菌(O157、O111など)、カンピロバクター、サルモネラ菌など。これらは、主に牛や豚などの腸の中にいる細菌であり、肉を生で食べたり、加熱不十分な肉を食べることが原因で、食中毒になります。
- 「ウイルス」による食中毒(冬場11月~3月に多い)
細菌とは異なり食べ物の中で増殖するのではなく、ウイルスが人の体内に入り腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。
例:ノロウイルスなど
💡食中毒防止の3原則
梅雨入りし、湿度と気温が高くなるこの時期は、細菌性の食中毒が発生しやすくなります。
食中毒は外食で発生するイメージがありますが、家庭でも起こりえます。食中毒防止の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」を守って対策しましょう!
⭕️「つけない」
食材に菌をつけないために、食品を扱う前や、生の肉・魚・卵を扱う前後に手指を洗いましょう!
また、
・肉や魚を保存するときは、ラップやポリ袋で包み、他の食材に汁などがつかないようにする
・野菜と肉・魚でまな板や包丁を変える
なども有効です!
⭕️「増やさない」
細菌の増殖を防ぐために、低温で保存しましょう!
細菌は、10度以下で増殖のスピードがゆっくりとなり、マイナス15度以下で増殖が停止します。
食材は購入後できるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存し、長くは置かずに早く食べるといいですね。
⭕️「やっつける」
加熱処理しましょう!
多くの細菌は75度以上で1分以上加熱すると死滅します。食材の中心部までしっかりと火を通して食べましょう。
しかし、100度の高温で加熱しても死滅しない細菌もあり、冷める過程で細菌が増殖することがあります。特にカレーやシチューなどの煮込み料理、チャーハンやパスタなどの米・小麦料理は、調理後に室温で放置すると菌が増えやすいため、早めに冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
また、冷蔵庫内を好む菌もありますので、注意が必要です⚠
例えば下記のような細菌があります。
・リステリア菌
4度以下の低温でも増殖し、ナチュラルチーズや生ハムなどで食中毒なります。妊娠中の方は特に危険なため、食べないようにしましょう。
・カンピロバクター
75度以上で1分以上加熱すると死滅します。食材は中心部までしっかり火を通しましょう。
💡その他の対策
他にもこんな対策が有効です!
・買い物の際、肉・魚などの生鮮食品は最後の方に買い、持ち歩く時間を短くする
・温度を上がりにくくするため、冷蔵や冷凍が必要な食材は、買い物袋の中央につめる
・1回で使う量に小分けして冷蔵・冷凍保存する
・冷気の流れが悪くならないように、冷蔵庫に詰め込みすぎないようにする
・参照 厚生労働省「食中毒」
URL📎 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
暑い日が続きますので、こまめな水分補給など熱中症対策をしましょう!
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